仕事ができずに落ち込むあなたへ

周りの同期はテキパキと動いているのに、自分だけが同じミスを繰り返し、優先順位がつけられずに立ち尽くしてしまう…。
そんな毎日に「自分は看護師に向いていないのではないか」と深く落ち込む夜もあるだろう。
しかし、その直面している苦しみは、プロの看護師として成長する過程で誰もが必ず通る道であることを忘れないでほしい。
最初から完璧にこなせる人など存在せず、今では颯爽と働くあの先輩たちも、かつては同じように涙を流し、挫折感を味わい今日まで歩んできたのだ。

新人時代にぶつかる大きな壁は、今の自分に足りないものに気付かせてくれる貴重な道標である。
仕事ができないと自分を責めるのは、それだけ看護という仕事に対して真摯に向き合っている証拠といえる。
とはいえ、できないことを数えるのは何のプラスにもならない。
昨日より、一歩でも進んだ自分を認めてあげることが、心の健康を保つためには必要だ。
「採血が一度で成功した」「患者の変化に気付けた」など、小さな成功体験の積み重ねを数えていこう。
それはやがて大きな自信へとつながっていく。

もし、自分一人ではどうしようもないほどの孤独感や絶望感に襲われたときは、信頼できる先輩や教育担当者に迷わず相談をしてほしい。
とにかく一人で抱え込み、心を閉ざしてしまうことが一番の危険行為であるからだ。
悩みを言葉にして打ち明けるだけでも、状況が整理され、具体的な解決策が見えてくることもある。
周りの同僚は、あなたが戦力になるのを待っているチーム仲間であり、けっして敵ではない。
助けを求めることを恥じるのではなく、チーム医療を円滑にするための行動として捉えてほしい。